2019/7/02

  先日に書いた標的行動は、目標とか行動の所産であってABAの行動にあたるものではなかった。このブログで進めているじぶん実験「ブログの更新文字数を増加させる」も同様だが、これはブログを書くことが行動としては適切な測定法が無い(PCの前の向かってる時間とか、キーボードを叩いた数などあるが、正確でないし測定に手間)のでこのままでも良いように思う。

 

 仮定法について「自然と人間を行動分析学で科学する:サマースクールで視考術」(島宗理)

http://www.hosei-shinri.jp/simamune/2007/08/post-463.html

≪望ましい行動は自発されていない(見えない)だから、それをまず考える段階でつまづく人がいます。それから、行動を考えてからも、いま見られていない行動なのに、なぜ強化や弱化などの随伴性が考えられるのかピンとこない人がいます。(中略)いわゆる「仮定法の思考」が必要になる場面です。

ヒントになるのは、その望ましい行動ができている他の子ども行動を観察して、どのような先行条件や結果があるのか考えること。また、同じ子どもさんでも、他の場面なら望ましい行動ができていることもあるので、その場面の随伴性をABC分析してみることも参考になります≫

2019/7/1

  ネタ探しというのはどういう行動にも翻訳できてしまうので(ニュースを見る、Twitterを見る、友達と遊ぶ、寝る)、行動の随伴性として「ネタができる」みたいに考えるべきなのか。

【 イベントに参加する→メモ帳にネタが増える(↑) 】

 普段の日常生活で気になったこととかをメモしておいてブログで考えをまとめて書く、みたいな使い方が一般的なのだろうか。そうするとこの個数というのはどのように高められるか、を考えないといけない(ここでアンテナ力とか感受性とか言う能力を持ち出すと話がループしそうなのでやめておく(感受性を高めるにはどうしたら良いか→広く関心を持っていて多くのことに気が付くことだ→どうしたら広い関心を持てるのか→感受性を高めればよい))。

 

 あとブログとは関係ないけど、問題発見能力を重視している学者先生などのコメントがしばしば見られて、私もその能力がほしいと思っている。疑問に思ったらメモを取る。疑問形であり、脅迫の文法(なぜしなくてはいけないのにしなかったのか?という二重否定など)でないものの個数を抽出する。可能な限り具体性を持たせた問い出しをしたいのだが、どうすれば良いだろうか。固有名を含めるとか、行動翻訳を行うとか、時間のスパンを短く取るとか?とりあえずやってみないとわかならないのでまずは頻度記録のベースライン測定を明日から開始。

2019/6/30

   行動の直後に起きる環境の変化が、その行動の頻度を増減させる。ここでいう直後とは、おおむね60秒として考えられている(臨床家が強化遅延の問題を考慮するための備忘録、といった1つの約束事としての数値だそうだ)。それ以上の遅延は行動への影響がほとんどなくなってしまう、と。

 60秒という数値を考えると、随伴性の調整の工夫がなかなかに難しいのがわかる。1時間勉強したらお菓子を食べていいとか、運動して引き締まった体になればモテる、みたいなのは強化でなく強化擬(モドキ)、と表現される。『使える行動分析』では、録画した好きなTV番組をCMごとに再生停止して、1セット腹筋するという方法を使ったケースが紹介されていたが、好子を中継するという発想も必要だ、と。

2019/6/29

 じぶん実験のための覚書

 

  応用行動分析での「行動」は、スキナーの弟子オージャン・リンズレーの「行動とは、死人にできない活動のことである」という形で定義されることがある。

 以下『行動分析入門』杉山尚子

≪リンズレーの定義に従うと、ある活動が行動であるかどうかを判断する時、その判断基準は、死んだ人にもできるかどうかということになる。死んだ人でもできるならば、それは行動ではない。死んだ人にはできないと判断されれば、それは行動ということになる。この定義から考えると、たとえば次のようなものは、行動とはいえないことになる。

 

〈行動とはいえないもの〉

車にひかれる

怒らない

崖から落ちる

会議の間中1度も発言しない

上司にほめられる

静かにしている≫

 

 特徴となるのは(1)「~される」という受け身、(2)否定・非行動、(3)「~している」といった状態。「勉強をつづける」といった文章も間違いがちで「勉強をする」ならば行動になる。

 「勉強をしない」は定義上は行動ではないとされているが、現実には起きているように見える。これは「勉強をするという行動の頻度が少ない」と考える。このように考えるのは応用行動分析では「瞬間に起こるアクション」を分析の単位として、その生起頻度に注目するなど、一定の行動の定義を前提とした実験により行動の法則が見出されてきたためである、と説明されている。

 

 介入のための制御変数に見つけ方とか、そういうのも知りたい。

 

[638]

行動翻訳?ブログ課題と測定法。

 4日分の記事の文字数をカウントをしてみると、変動が大きくまだ傾向などが読める段階では無さそう。介入方法で思いついたものもあるが、まだしばらく控える。

 文字数のカウントは行動の頻度の測定(文字数をブログが書ける自由となる時間で割ることで、単位時間あたりの文字記述行動の数となる)と言えるのか。今回は応用行動分析のお遊び実験&勉強が目的なのでこれでいいのか?課題の解決に繋がる標的行動を見極める練習もかねて自分の問題意識も絡めた方が良いのか?

 

 他の課題を選択する場合と、それに合った測定方法はどのようなものが考えられるだろうか。

・「じっくり思考する能力」を鍛えたい場合。

 ブログ編集画面に入ってから投稿までの時間(文章記述行動の持続時間)を測定し、それが伸びていることが目標とする。休憩などで中座すると測定の回数が増える欠点(ちょっとでも手間な測定は嫌子になりうる)がある。

 椅子に長く座れると頭が良いという近代的価値観!!

・「日々の疑問を解消」したい場合(あるいは好奇心を高める)。

 普段から疑問や違和感を感じたものやメモしておき、ブログを編集しながら解決していく。疑問の数とその解決数を頻度として測定する。好奇心を「疑問メモ数」として考えれば、疑問メモ数が増えたら好奇心が増えたと言える。

 問題は答えのある問いと答えの無い問いの違いをどう考えるか。世界は答えの無い問いに溢れている、そんな問いを腰を据えて考えられることが思考力が高いことだと言われることがありその通りだとは思うのだが、答えの出る問い=単純な知識は無いよりあった方がいい、答えのない問いを考える上でも知識の無い状態では正しい判断は難しい(この点についてある本に書いてあった例では、死刑の問題を語る際に、日本の死刑制度、海外のそれ、制度の歴史的変化、死刑囚・被害者・裁判官の生活や視点、過去の判例などなどを調べることから始める必要があると書かれていた。個々のケースを見るとさらに膨大な具体性が現れるだろう)。

 「日々の疑問を解消する」課題を、好奇心を高めることを目的とするなら疑問メモの個数、リサーチ能力を高めることを目的とするなら調べて解決できる疑問メモと解決数の個数でカウントすれば良い。形而上の世界や抽象的な疑問だと、、。

 

今日はここまで。

[ 955] 

2019/6/27

  ネットサーフィンからブログ更新の流れならスムーズに書ける。書くだけなら簡単だということは分かったので、目標はブログの更新頻度でなく文字数にしたほうが良いだろうか。さいわい、はてなブログの編集画面には書かれた文字数が表示されているので測定もかんたんだ。書き終わりに文字数を確認して、書いておく、後でエクセルにまとめる、と。

 せっかくのブログであるし、twitterではできないような息の長い思考をやりたいが。

 

[216]

2019/6/26

 応用行動学を使ったじぶん実験というのを(『使える行動分析学-じぶん実験のすすめ』島宗理)をやってみよう、目標をブログの更新頻度の上昇にしたら短期的に簡単に確認できるのでは?というところからブログ再開をしたので、書ことがぜんぜん無くて苦心している。

 しかし最初はベースライン測定(標的行動の頻度や傾向をしらべること)などせずにさっさと変化のための介入をしたい、いままでさんざんに放置してたのだから書けないことは分かっているのだし、とおもっていたのだが、対象の行動に意識を向けるだけの期間というのは、いろいろな介入方法を考える時間になり実はけっこうおもしろいのものだなあ。